「花冷え」の読売ジャイアンツ

東京はすでに桜も散ってしまっているのに、朝から雪（みぞれ交じりの雨）が降った。

今日は「花冷え」と言うにふさわしい寒い一日だった。

天気予報で寒いとは聞いていたので、厚めのパーカーにウィンドブレーカーを着こんできたのに、

朝出勤するときは、自分の甘さをかみしめながら震えることとなった。

「すでに進んでしまった季節感を戻すのは意外と難しいのだな。」

と思った時、ふと今年の読売ジャイアンツのことが頭によぎった。

せっかくプロ野球が開幕したのに、僕はもうガッカリしている。

それは自らの手で、まさに今日の「花冷え」のような方針転換（逆戻り）をしているからだ。

そう、阿部選手の捕手復帰。

今年1年の大方針を早々に転換してしまった。

いや大方針を転換せざるを得ない程、チームが機能していないのだ。

相川選手のケガはきっかけに過ぎない。

もはや一選手の好不調のレベルではないということを示しているのだと思う。

小林選手の実力不足は予め想定していたことだ。

あえて阿部選手を捕手に戻したのは、小林選手に経験を積ませる程の余裕がチームにないということを示している。

また現状の坂本選手のキャプテンシーではチームがまとまらないと判断したのだ。

捕手でキャプテンシーを前面に発揮する阿部選手が必要なほど、チームが追い込まれているのだ。

それほど今年のジャイアンツは正直ヤバイのだと思わざるを得ない。

ああ、心配だ。

「花冷え」のまま、冷夏に突入し、一気に冬を迎えることは勘弁願いたい。

どうかジャイアンツに春が戻りますように…

どうかジャイアンツに熱い夏がやってきますように…

どうかジャイアンツに盛り上がる秋がやってきますように。

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