鹿児島 口永良部島で爆発的噴火 噴火警戒レベル5は運用後初! [日記]
今日5月29日の午前9時59分、鹿児島県口永良部島で爆発的噴火が発生した。
気象庁は噴火警戒レベルをレベル3の入山規制からレベル5の避難に引き上げた。
噴火警戒レベルを導入以降、レベル5への引き上げは初めてとのことらしい。
しかし、僕は火山活動がこれだけ活発な日本列島に暮らしながら、この「噴火警戒レベル」についてよくわかっていない。
ここ最近では桜島や箱根の小涌谷で火山活動があった時も、
「噴火したんだ…」
と火山噴火のニュース自体に慣れてしまっている始末た。
しかし今回のニュースでしきりに「噴火警戒レベル5に引き上げ!」という言葉を聞き、
さすがに「噴火警戒レベル」なる言葉が気になった。
そこで気象庁のHPをのぞいてみると、
噴火警戒レベルは、「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山のうち、30火山(平成25年7月現在)で運用されています。(気象庁HPより抜粋)
ちなみに噴火警戒レベルは1~5まであり以下の通りに分かれている。
噴火警戒レベル1…活火山であることに留意
噴火警戒レベル2…火口周辺規制
噴火警戒レベル3…入山規制
噴火警戒レベル4…避難準備
噴火警戒レベル5…避難
とある。
ここ最近噴火した火山は警戒レベルが3を示している。
口永良部島新岳もここ最近噴火した御嶽山や桜島と同じ警戒レベル3だったのだ。
記憶に新しい御嶽山の噴火では、
噴火前の警戒レベルは1だったことや人気の登山コースでもあったため、
戦後最悪の被害を出すこととなってしまった。
しかし、今回の噴火で地元住民に死者は出ていないとのこと。
観光として訪れることでも知られる口永良部島。
入山規制を示すレベル3であったこともあり、被害は最小限にとどまったようだ。
その意味ではこの噴火警戒レベルが役にたったといっていいだろう。(地震予知連絡会の皆さん、上から目線ですみません…)
しかし、入山規制を示すレベル3の警報が出ていたことは、地元住民に役にたっていたのだろうか?
レベル3の「入山規制」とレベル5の「避難」との間にレベル4の「避難準備」があるのだが、
今回の口永良部島のケースでは、「避難準備」を飛び越えて「避難」となった。
口永良部島では有史以降の1841年以来、今回で実に12回目の噴火となる。
活動性火山の麓で暮らす住民は過去の経験から避難も視野に入れ暮らしていたのだろうか。
今回、口永良部島の噴火で地元住民が全員避難できたと聞いた時、
僕は東日本大震災後に何度もニュースで取り上げられた小中学校の避難の様子の映像が頭に浮かんだ。
どんな科学的な予測より、過去の悲惨な経験をもとに生まれた生活の知恵が命の分かれ目を左右した瞬間だ。
口永良部島では過去に死者を伴う噴火を何度も経験している。
今回の噴火で死者が出なかったことは偶然ではない。
生活の知恵、先人の知恵。
歴史から学ぶものは多く、偉大であると改めて思う。
最後に一刻も早く地元住民が島に戻れることを祈る。
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気象庁は噴火警戒レベルをレベル3の入山規制からレベル5の避難に引き上げた。
噴火警戒レベルを導入以降、レベル5への引き上げは初めてとのことらしい。
しかし、僕は火山活動がこれだけ活発な日本列島に暮らしながら、この「噴火警戒レベル」についてよくわかっていない。
ここ最近では桜島や箱根の小涌谷で火山活動があった時も、
「噴火したんだ…」
と火山噴火のニュース自体に慣れてしまっている始末た。
しかし今回のニュースでしきりに「噴火警戒レベル5に引き上げ!」という言葉を聞き、
さすがに「噴火警戒レベル」なる言葉が気になった。
そこで気象庁のHPをのぞいてみると、
噴火警戒レベルは、「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山のうち、30火山(平成25年7月現在)で運用されています。(気象庁HPより抜粋)
ちなみに噴火警戒レベルは1~5まであり以下の通りに分かれている。
噴火警戒レベル1…活火山であることに留意
噴火警戒レベル2…火口周辺規制
噴火警戒レベル3…入山規制
噴火警戒レベル4…避難準備
噴火警戒レベル5…避難
とある。
ここ最近噴火した火山は警戒レベルが3を示している。
口永良部島新岳もここ最近噴火した御嶽山や桜島と同じ警戒レベル3だったのだ。
記憶に新しい御嶽山の噴火では、
噴火前の警戒レベルは1だったことや人気の登山コースでもあったため、
戦後最悪の被害を出すこととなってしまった。
しかし、今回の噴火で地元住民に死者は出ていないとのこと。
観光として訪れることでも知られる口永良部島。
入山規制を示すレベル3であったこともあり、被害は最小限にとどまったようだ。
その意味ではこの噴火警戒レベルが役にたったといっていいだろう。(地震予知連絡会の皆さん、上から目線ですみません…)
しかし、入山規制を示すレベル3の警報が出ていたことは、地元住民に役にたっていたのだろうか?
レベル3の「入山規制」とレベル5の「避難」との間にレベル4の「避難準備」があるのだが、
今回の口永良部島のケースでは、「避難準備」を飛び越えて「避難」となった。
口永良部島では有史以降の1841年以来、今回で実に12回目の噴火となる。
活動性火山の麓で暮らす住民は過去の経験から避難も視野に入れ暮らしていたのだろうか。
今回、口永良部島の噴火で地元住民が全員避難できたと聞いた時、
僕は東日本大震災後に何度もニュースで取り上げられた小中学校の避難の様子の映像が頭に浮かんだ。
どんな科学的な予測より、過去の悲惨な経験をもとに生まれた生活の知恵が命の分かれ目を左右した瞬間だ。
口永良部島では過去に死者を伴う噴火を何度も経験している。
今回の噴火で死者が出なかったことは偶然ではない。
生活の知恵、先人の知恵。
歴史から学ぶものは多く、偉大であると改めて思う。
最後に一刻も早く地元住民が島に戻れることを祈る。
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2015-05-29 15:15
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