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自転車のイヤホン利用 片耳OK?にみる問題の本旨 [日記]

道路交通法改正で自転車のイヤホン利用が物議を醸した。

先日、警視庁の交通相談センターの見解で、議論の決着を見ているが、

「片耳ならOKか?」ということが議論の焦点となっていたことを考えると、

今振り返るとおかしな話に思える。

かくいう僕も6月以降、自転車で通勤の際、警察官を見かければ素早くイヤホンの片耳を外していた一味だったからだ。



◇本当は危険なことはみな知っている

法律の解釈の問題のように見えるが、実は自転車利用者自身がすでにイヤホン利用の危険性は認識しているのだ。

「片耳ならOK?」とすでに譲歩している時点で、その心理が見え隠れしているように思えてならない。

実際問題、車道を走る際、後ろから追い越される車の音に対し認識が遅れれば、接触事故に直結し自分の命にもかかわる。



◇音による危険察知の重要性

自転車で歩道を走る際、最もやっかいなのは右に左にフラフラ歩く人だ。

歩きスマホは最近騒がれているが、イヤホンをして後ろから追い越す歩行者や自転車に気づいていない人も多い。

歩道を走る自転車は徐行…歩行者の通行の妨げをしてはならないとはいえ、

予測不能な動きをする歩行者に対して、警戒MAXの経験をした自転車利用者は少なくあるまい。



歩行者が後ろからくる人や自転車に気づくのに、音の情報は不可欠だ。

危険察知や予測、特にとっさの判断や対応において、聴覚の役割は非常に大きいのだ。



◇違反だからではなくいかに安全を保つかの視点が必要

イヤホンは道路交通法改正による安全運転講習の対象ではないものの、

その危険性は深く認識しておく必要があると思われる。

特に自転車は歩道・車道の両方を走行し、状況の変化が目まぐるしい。

近年、自転車用の車線が設けられた道路もあるが、日本ではまだまだ自転車が安全に利用できる道路環境とはいえない。

本来はイヤホン物議とともに自転車の道路環境についても安全面を含め合わせて検討されなければならない問題だとおもう。



いずれにしても、自転車は利用者によって安全面が大きく左右される乗り物であることは間違いない。

より一層の自覚をもって快適に利用できるよう努力をしていかなければならない。




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