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人生の機微 [日記]

今さらだが、

阪急電車~片道15分の奇跡~という映画を観た。

とてもいい映画だった。

2011年の今日4/29に公開された映画だ。

公開時の予告宣伝から気にはなっていたが、映画館ではみていなかったのだった。

ちょうど無料動画配信に公開されていたので、観てみることにしたのだった。



婚約者を寝とられ結婚式で仕返しをする女性

犬は大好きだけれど想い人のために犬を飼うことを我慢する貴婦人

奇抜でやや時代遅れの格好に軍事オタクな為に学内で打ち解けることができない男子大学生

珍し物好きだが内気であか抜けない為、友達から少し浮いた存在の女子大生

イケ面の彼氏にDVを受けながらも想いを捨てられない女子大生

価値観の違うママ友の誘いを断れずに苦悩する主婦

陰湿ないじめにあいながらも気丈にふるまうが心の中では助けを求めている女の子

憧れている第一志望の大学をあきらめるかどうか思い悩む女子高生



物語は阪急電車に乗り降りする8人の登場人物のそれぞれ抱えるやりきれない気持ちや想いを

偶然乗り合わせた電車がきっかけで繋がっていく。

見も知らぬ他人ではあるが、そっと寄り添うようにかける言葉がこころの重しを取り除くきかっけになっている。

そう感じられるこころ温まるストーリーになっていた。



言えない気持ちを誰かが聞いてあげること

言えない気持ちにそっと誰かが寄り添ってくれること

そういったささいなことだけれども大切なことを上手に描いている映画だった。



何かがうまくいかなくて、

それでも必死に頑張って、

必死に頑張るけどうまくいかない。

そんな時、人はつい正しさにこころのよりどころを求めてしまうために苦しむ。

正しくありたいと思う気持ちと

気持ちに追いつかない自分とがぶつかってしまうときは、

誰かにそっと寄り添ってもらう必要がある。

そんなちょっとしたやさしさを映画の中で「人生の機微」といっていた。



正しさが全てではない。

人には「人生の機微」が必要な時がある。

僕も「人生の機微」を大事にしていこうと思う。

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