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遂に死亡事故 自転車のイヤホンは違反じゃないけれど… [日記]

6/10(水)の午後7時ごろ、千葉県で自転車と歩行者が接触する事故が発生した。

歩行者は横断歩道を歩いてきたところ、走行してきた自転車にはねられたのだという。

転倒した歩行者は道路に頭を打ち付け、病院に運ばれたがその後死亡したのだという。

事故現場は信号もあり、赤信号無視の可能性もあるという。



◇状況判断の遅れが重大事故に

今回の事故はイヤホンを利用していたことで、聴覚の情報が不足し死亡事故に至ったわけではない。

しかし、事故発生当時の危険意識という面ではやはり不十分であったと言わざるを得ない。

この時期の午後19時といえばちょうど日の入りの時間。

昼から夜にかけて、視界による認識が非常に難しくなる時間帯だ。

自動車を運転していれば周知のことだが、もっとも事故の発生する時間帯の一つなのである。

状況判断が遅れることを前提に事前の準備(心構え)が必要となるし、

危険意識は常に高く持っていなければならない。

現に、事故を起こした方は歩行者に気が付かなかったと証言しているという。

危険意識の低さを物語っているとしか思えない。



◇注意力散漫の恐ろしさ

イヤホンは快適に自転車を利用する一つのアイテムであるが、

嗜好を満たす要素が強いものであるため、注意力が散漫になりがちだ。

今回の事故において、自転車がどのくらいのスピードで走っていたのかは不明だ。

だが、横断歩道のあるところ、しかも信号もついているのに歩行者に気が付かなかったというのは、

注意力が散漫状態にあったのは間違いない。



◇危険予測を高める動きが活発になると予想

今回の事故でイヤホンが危険予測を行うのに不適切なアイテムで、

たとえ違反ではなくてもその利用の危険性は十分すぎるほど世間に広まったことと思う。

自動車では危険回避の色々な機能を売り出しているが、自転車に同様のものを機能として求めることはできない。

安全を確保するためには危険回避の動きは今後ますます加速してくはずで、

そうなると自転車に求められるのは運転者の危険予測能力ということになる。

今は安全運転講習となっているが、いずれ危険予測の講習が必要となってくることは目に見えている。

免許制度ではないため強制はできないが、自発的な講習参加の動きは活発になると思われる。



僕も通勤で自転車を利用している。

今回の事故は他人事ではない。

ちょっとした判断ミスや遅れが重大事故になることを肝に銘じて、

安全で快適な自転車利用を心掛けたいと思う。




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自転車のイヤホン利用 片耳OK?にみる問題の本旨 [日記]

道路交通法改正で自転車のイヤホン利用が物議を醸した。

先日、警視庁の交通相談センターの見解で、議論の決着を見ているが、

「片耳ならOKか?」ということが議論の焦点となっていたことを考えると、

今振り返るとおかしな話に思える。

かくいう僕も6月以降、自転車で通勤の際、警察官を見かければ素早くイヤホンの片耳を外していた一味だったからだ。



◇本当は危険なことはみな知っている

法律の解釈の問題のように見えるが、実は自転車利用者自身がすでにイヤホン利用の危険性は認識しているのだ。

「片耳ならOK?」とすでに譲歩している時点で、その心理が見え隠れしているように思えてならない。

実際問題、車道を走る際、後ろから追い越される車の音に対し認識が遅れれば、接触事故に直結し自分の命にもかかわる。



◇音による危険察知の重要性

自転車で歩道を走る際、最もやっかいなのは右に左にフラフラ歩く人だ。

歩きスマホは最近騒がれているが、イヤホンをして後ろから追い越す歩行者や自転車に気づいていない人も多い。

歩道を走る自転車は徐行…歩行者の通行の妨げをしてはならないとはいえ、

予測不能な動きをする歩行者に対して、警戒MAXの経験をした自転車利用者は少なくあるまい。



歩行者が後ろからくる人や自転車に気づくのに、音の情報は不可欠だ。

危険察知や予測、特にとっさの判断や対応において、聴覚の役割は非常に大きいのだ。



◇違反だからではなくいかに安全を保つかの視点が必要

イヤホンは道路交通法改正による安全運転講習の対象ではないものの、

その危険性は深く認識しておく必要があると思われる。

特に自転車は歩道・車道の両方を走行し、状況の変化が目まぐるしい。

近年、自転車用の車線が設けられた道路もあるが、日本ではまだまだ自転車が安全に利用できる道路環境とはいえない。

本来はイヤホン物議とともに自転車の道路環境についても安全面を含め合わせて検討されなければならない問題だとおもう。



いずれにしても、自転車は利用者によって安全面が大きく左右される乗り物であることは間違いない。

より一層の自覚をもって快適に利用できるよう努力をしていかなければならない。




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自転車のイヤホン利用は違反なのか? [日記]

道路交通法が改正されてから約10日ほどたち、ネットでは自転車の違反取締について様々な情報が飛び交っている。

中でも自転車走行中のイヤホンの使用については認識が180度異なる内容となっている。



僕自身も自転車通勤の途中、イヤホンをしていたことで、警察官に止められ注意を受けた。

その時は5月中であったこともあり注意で終わったが、

確かに警察官の方は「イヤホンも取締の対象ですよ!」と言っていた。



そんな経緯もあり「僕も注意せねば!」と6月の道路交通法改正直後、いろいろネットで改正点をしらべていたところ、

「イヤホンは安全運転義務違反にあたる」という見解が広まっていた。


◇安全運転義務違反

安全運転義務違反とは…

車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない(道路交通法第70条)

と法律に規定されている。

イヤホンは両手をふさぐものではないので該当するとすれば、

後半の「道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」の部分だ。



◇明確に規定されていないイヤホンに対する問い合わせが殺到

しかし、イヤホンは運転の方法を直接阻害するものではないため、解釈は非常にあいまいなもの。

僕自身腑に落ちない感が残っていたが、やはりそこはみな同じ。

今、警察にはイヤホンの利用について問い合わせが多いのだという。


◇イヤホンは講習の対象ではない

警視庁の交通相談センターによると、イヤホンは自転車の安全講習の対象ではないそうだ。

そもそもイヤホンは道路交通法の安全義務違反として法に触れるのではなく、

自治体が定めた道路交通規則に依るものなのだという。

なので、走行する自治体が規則で使用禁止としているのならば、イヤホンは×ということになる。



いずれにしても、走行中のイヤホンの利用には危険に対する認識をより深めておかなければならないことには変わりはない。




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