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道路冠水注意箇所 首都圏では埼玉がダントツ [日記]

今日も沖永良部島で1時間に100mmを超える雨が降ったらしい。

1時間に100mmを超える雨と聞いて記憶に新しいのは、

昨年6/26に埼玉県朝霞市で1時間に110mmの局地的な大雨となり、数か所のアンダーパスで冠水の被害が出た。

なかでも和光市駅近くのアンダーパスではあっという間に水没し逃げ遅れた人を警察官が救出するといった騒ぎになった。



短時間の大雨は最近の傾向に顕著にみられるところである。

特に首都圏のように交通網が発達した地域では道路の排水能力を超えた雨が降った場合、

多量の雨水が行き場を失い、アンダーパスなど構造上くぼんだ形状の道路は簡単にしかも短時間に一気に冠水を起こしやすいのだ。



◇道路冠水注意箇所マップ

皆さんはご自身の暮らす街やいつも通る道の危ないところをご存じだろうか?

国土交通省の地方整備局ではこういった冠水の起きやすい箇所にたいして、

道路冠水注意箇所マップを作成してホームページで公開している。

僕の暮らす関東圏となると、国土交通省関東地方整備局の管轄となるが、

各県毎に注意箇所が一覧と地図で確認できるようになっている。



◇首都圏においては道路の冠水箇所が多いのは埼玉県

ちなみに冠水注意箇所の多い首都圏の各県の注意箇所数はそれぞれ

東京…131か所

神奈川…114か所

千葉…67か所

埼玉…241か所

となっている。

昨年冠水騒ぎが起きた朝霞市や和光市のある埼玉県はダントツでアンダーパスの冠水注意箇所が多い。



◇平地面積の多い埼玉

東京の北側に位置する埼玉は東京都心に接する平地面積が多く、

神奈川や千葉に比べて東京へ向かう南北の幹線道路や鉄道が多い。

加えてそれぞれの幹線道路を結ぶ東西の道路も発達しているため、多くのアンダーパスが存在するものと思われる。



◇もっとも多い箇所は南東部

東京の都心に近く東京県民ともいわれる埼玉県の南部。

特に南東部(荒川に近い南西部も含む)は人口の増加に伴い土地の開発が進み、都市の排水機能も大きく変わっている。

年々広がる幹線道路や幹線道路を横につなぐ道も整備され、地面の吸水昨日は著しく低下しているのだろう。

東京のベットタウンでは道路とともに鉄道が走っており、渋滞緩和のためにどんどん立体交差が進んだものと思われる。

立体交差にはオーバーパスもあるが、その絶対数の多さからアンダーパスも多いことは想像に難くない。



◇交通量の多いアンダーパスでも無理しない

どうしても通期や帰宅時の時間帯は道路の交通量も多く、少しアンダーパスが危ないかもと思っても、無理して突入してしまう。

実際、昨年の冠水で閉じ込められたアンダーパスも見通しの悪いところで中の様子がわかりずらかったようだ。

後ろの車にあおられても、大雨の際はアンダーパスは侵入前に冠水していないか、その先が渋滞していないかなど警戒が必要だ。



いずれにしても、冠水の危険がある箇所を事前に知っておくことは対応や判断の大きな差になることは間違いない。

大雨のニュースで自分の地域でなくても備えておくことには越したことはない。

ぜひ車の中に自分の地域の道路冠水注意箇所マップを備えておくことをお勧めする。




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