SSブログ

ギリシャの国民投票は茶番? [雑感]

こんにちは!

なでしこの勝利に沸く日本ですが、ヨーロッパではイングランドの敗戦以上に世間を騒がせているのは、ギリシャの動向だ。



◇国民投票は茶番?

ギリシャ首相のチプラス氏は7/5に行われる国民投票で反対票を投じるよう呼びかけているらしい。

EU側への圧力とみられるが、常識的に考えてもギリシャの国民投票がEUの考えを覆す力があるとは思えない。

ましてや、国民の意思ではなく首相自らが反対を呼び掛けているなど、国民投票自体が茶番化してしまっている。

追加支援の条件である財政緊縮案に反対し支援のみを要請するなんて、ちょっと理解に苦しむ。

他に財政再建の有効な手立てを自ら提示できないでいるギリシャが、

「金返せないから、金をくれ」

とまるで自転車操業の域をでない問答を繰り返しているようにしか聞こえない。

ギリシャ国民は本当に真剣に自らの未来を考えているのか?



◇ギリシャの財政破たんはEUの決断で決まる?

チプラス首相の行動を受けEU側もギリシャの金融支援に関する協議の一切を国民投票の結果が出るまで行わない方針を出した。

当然と言えば当然ですよね。

ただ、このままいけばギリシャは国民投票で財政緊縮案を反対すると思われるし、

その結果を受け、EUが譲歩するとも思えない。

しかし、ギリシャは自分らの運命をEU側に丸投げする格好となるわけだから、

EUがギリシャを最終的に救うのか?救わないのか?を選択することになる。



◇財政破たん後のギリシャはどうなる?

追加支援を受けられない場合、ギリシャはどうなるのだろう。

EUの体制やら、ロシアとの均衡やら、周辺諸国の利害は語られるが、

ギリシャ自体がどうなるかはよくわからないのが現状だ。

もとよりポリス(都市国家)の集合体として栄えた場所だけに、独立国としての歩みには紆余曲折を繰り返してきた過去がある。

独立国ありきではなく、自らの暮らしからの視点重視なのも歴史を振り返るとうなずける部分もある。

そうはいっても、領土問題ではキプロスの所属問題でトルコとはもめているし、スラヴ系のマケドニア共和国とも対立関係にある。

独立国としてのギリシャ消滅ということになると、新たな紛争の地となることもあるかもしれない。



まあ、そういったところを総合的にEUが判断して、結論を導きだすことになるのだろうけど、

日本からみた今回の騒動は国際社会の一員として見る場合、なんともお粗末な話のように思ってしまうのは間違いなのでしょうか…




スポンサードリンク











スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。