はじめての冒険

今日は1歳の長男と家の周りを散歩した。

せっかくの機会なのできままに歩かせてみた。

手はつないでいるけれども、

行きたい方向、

止まりたいところ、

すべて本人の気の向くままに。



いつも買い物や公園にでかけてはいるが、

忙しい母親にゆっくりと散歩を楽しむ余裕はなかなかないものだ。

しかし、父親との散歩は興味本位。

ぶらぶらできる男同士のちょっとした冒険にも似た時間となる。

石を見つけては止まり。

アリを見つけては止まり。

車がきては振り向き。

雀が電線に止まっているのを見上げる。

みるもの全てに反応を示す。



家で子供向けのテレビを見ている時、子どもはじぃっとテレビみつめている。

しかし、外で散歩しているときの子どもの顔は違った。

次から次に興味の対象が移っていくが、

自分のペースでとても楽しそうにしていた。



のびのびとはこういうことなんだろうな

子どもと大人の時間は同じ早さで動いていないのだ。

時に早く、時に立ち止まり。

それぞれの子たちに自分のリズムがあるようだ。



なかなか前には進まないが、良しとしよう。

そんなに遠くまで来ているわけではないし。

しかし、子どもにとってはちょっとした冒険なんだ。

また、時間を作って冒険に出よう。

子どものあの目の輝きは大人をも冒険に駆り立てる。